2019年4月の天文情報

国立天文台の天文情報より、4月の天文カレンダーのご案内です!

4月天文カレンダー

  • 5日…清明(太陽黄経15度)/新月
  • 11日…木星が留
  • 12日…水星が西方最大離角
  • 13日…上弦
  • 17日…土用の入り(太陽黄経27度)
  • 19日…満月
  • 20日…穀雨(太陽黄経30度)
  • 23日…天王星が合/このころ、4月こと座流星群が極大(見頃は23日未明。1時間に4個程度。月が明るく条件がたいへん悪い)
  • 27日…下弦
  • 29日…昭和の日
  • 30日…休日/土星が留

順番に見ていきましょう。

清明

★清明(せいめい)とは二十四節気の第5で、万物がすがすがしく明るく美しいころとされています。春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したもとなります。

木星が留

★ 木星が留というのは、惑星が止まっているようにみえることです。地球から見た時、惑星が東から西ではなく、西から東に動いているように見えることがあります。これを逆行と呼び、順行から逆行へ移るとき、逆行から順行へ戻るときの止まっているように見えることです。

水星が西方最大離角

★水星が西方最大離角というのは、地球から見ているときに、水星が太陽から一番離れている位置となります。

お月さま

★上弦(じょうげん)下弦(かげん)というのはお月さまの満ち欠けで、どちらも半月のことです。
お月さまは新月の何も見えない状態をすぎると、右側から三日月になっていきます。だんだん面積が増えていって、右半分が輝いている状態の半月が上弦。そこから満月になり、また右側から暗くなってきます。そこで左半分が輝いている状態の半月までいくと、下弦。そして真っ暗になって、次の新月…というわけです。

土用の入り

★土用の入り(どようのいり)は、五行に由来する暦の雑節である土用の最初の日で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日前になり、1年に4回あります。

穀雨

★穀雨(こくう)とは二十四節気の第6で、田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころとされています。この時季に、特に雨が多いというわけではありませんが、穀雨以降、降雨量が多くなり始めます。null

天王星が合

★天王星が合というのは、地球から見て天王星と太陽がほぼ同じ位置にある状態です。天王星は地球の外側を回っているので、ちょうど太陽の向こうがわにある状態となり、地球の内側を回っている惑星には内合と外合があります。

土星が留

★土星が留というのは、惑星が止まっているようにみえることです。地球から見た時、惑星が東から西ではなく、西から東に動いているように見えることがあります。これを逆行と呼び、順行から逆行へ移るとき、逆行から順行へ戻るときの止まっているように見えることです。

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ルーペスタジオ