国立天文台の天文情報より、2月の天文カレンダーのご案内です!
2月天文カレンダー
- 2日…レグルス食(中部地方の一部と東日本)
- 3日…節分
- 4日…立春(太陽黄経315度)
- 8日…下弦の月
- 16日…新月/部分日食(日本からは見られない)
- 17日…水星が外合
- 19日…雨水(太陽黄経330度)
- 23日…上弦の月
順番に見ていきましょう。
レグルス食
★レグルス食はいわゆる日食や月食などの「食」の一つで、しし座の一等星レグルスが月に隠されます。夜明けごろ、東日本全域で観測できます。
潜入(レグルスの高度) | 出現(レグルスの高度) | |
---|---|---|
東京 | 5時00分4秒(31.7度) | 5時22分26秒(27.1度) |
仙台 | 4時49分46秒(32.4度) | 5時25分 8秒(25.5度) |
札幌 | 4時36分11秒(33.4度) | 5時22分58秒(25.0度) |
節分
★節分(せつぶん)は雑節の一つで、各季節の始まりの前日のことで「季節を分けること」も意味しています。
立春、立夏、立秋、立冬の前日なので、実は年に4回節分があります。
立春
★立春(りっしゅん)は二十四節気の第1で、八十八夜、二百十日、二百二十日など、雑節の起算日となっています。
太陽黄経
★太陽黄経は太陽の通り道を360度で表した数字で、春分点という黄道(太陽の通る道)と天の赤道(地球の赤道をそらへ投影した線)が交差したところを0度としています。
つまり秋分点は太陽黄経180度ということですね。
お月さま
★上弦(じょうげん)下弦(かげん)というのはお月さまの満ち欠けで、どちらも半月のことです。
お月さまは新月の何も見えない状態をすぎると、右側から三日月になっていきます。だんだん面積が増えていって、右半分が輝いている状態の半月が上弦。そこから満月になり、また右側から暗くなってきます。そこで左半分が輝いている状態の半月までいくと、下弦。そして真っ暗になって、次の新月…というわけです。
部分日食
★日食は月が太陽の手間を横切るときに、月によって太陽が隠される現象です。
部分日食は太陽の一部が月に隠されます。
水星が外合
★水星が外合(すいせいががいごう)とは、太陽を挟んでちょうど水星が地球の反対側にいる状態です。
雨水
★雨水(うすい)とは、二十四節気の第2で、雪が溶け始めるころとされています。
明け方には木星が観測できるようになってきました。
まだまだ寒いので、観測の際は暖かい格好でお楽しみください。